プロフェッショナルな外部人材活用による企業の課題解決とは?具体的な成功例をご紹介

2022年03月22日 08:00 #人材育成・強化#DX推進

経済環境が急激に変化し予測不能な時代に突入している今、企業間競争に打ち勝ち成長し続けるには、プロフェッショナルな外部人材の活用が欠かせません。

この記事では、企業がプロフェッショナルな外部人材を活用することでどのような課題解決ができるのか、具体的な成功例とともにご紹介します。

 

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■外部人材の活用はなぜ必要なのか?

■プロフェッショナルな外部人材を活用するメリット

■外部人材活用の成功例

■まとめ

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■外部人材の活用はなぜ必要なのか?

外部人材とは、組織に専従しない形態で専門性の高い知識・スキルなどの価値を提供してくれる人材のことです。

プロフェッショナルな外部人材の活用は、課題解決に有効な施策としてさまざまな企業から注目されています。

 

外部人材が活躍し始めた背景には以下が挙げられます。

 

•少子高齢化による人材不足

•働き方の多様化

•業務効率化・DX推進

•新たな知見・アイデアの取り込み

•副業・複業の解禁

 

従来どおりのメンバーシップ型雇用をおこなってきた企業は「高度なスキルやノウハウをもつ人材の不足」という課題に直面しています。複雑化するビジネス環境の中では、スピード感をもって即戦力となる人材を確保し、効率的に知見を蓄えながら新たな価値を創出する必要があります。

 

優秀な人材がもつ高度な知見やノウハウをシェアしてもらうことは、労働力不足やスキル不足といった、企業が抱えるさまざまな課題の解決に大きく寄与するでしょう。企業全体として成果を上げ、今後も成長し続けるためには、プロフェッショナルな外部人材活用による課題解決が急務となっているのです。

 

■プロフェッショナルな外部人材を活用するメリット

企業の課題解決や持続的な成長に欠かせない外部人材の活用。

プロフェッショナルな外部人材を活用することで、企業が得られる効果・メリットには以下が挙げられます。

 

●即戦力となるプロフェッショナル人材を活用できる

プロフェッショナルな外部人材を活用することで、採用市場ではなかなかリーチできない高い専門性やスキルを有し、即戦力となる人材を確保できます。自社で育成せずとも、最初から高いパフォーマンスを発揮してくれることがポイントです。

●高度な知見やノウハウを蓄積できる

高度な知見やノウハウ、経験、人脈などをもつ外部人材が加わることで、これまでになかった革新的なアイデアやイノベーションが生まれやすくなります。新しい視点からの価値創造に期待がもてるとともに、プロフェッショナルな外部人材が有する知見やノウハウを組織に蓄積できることも大きなメリットです。

●時間と費用を削減できる

主に業務委託契約で採用する外部人材は、組織に専従する雇用契約と比べ、ミスマッチのリスクが少ないといえます。また、自社が必要なときに必要な分だけスキルを提供してもらうため、人件費の調整がしやすいというメリットもあります。自社で経験のない業務領域に試行錯誤するよりも、プロフェッショナルな外部人材で課題解決を目指す方が、かかる時間と費用を抑えられるでしょう。

 

■外部人材活用の成功例

プロフェッショナルな外部人材の活用は、自社の課題解決に欠かせない施策です。

ここでは、高いスキルや豊富な経験をもつ外部人材が、企業の経営課題を解決した成功例をご紹介します。

 

●証券会社でDXを推進した成功例

【課題】

証券会社のA社では、蓄積された顧客データを活用できていないという課題がありました。顧客データを有効に活用してさらなる売上増を目指し、証券業とは異なる新規事業も検討していくために、プロフェッショナルな外部人材活用をおこないました。

 

【解決策・成果】

デジタルマーケティングやビッグデータ技術の研究・開発に携わる人材の紹介により、既存データの活用方法が明確になりました。さらに、広告をパーソナライズ化したり顧客データのスコアリングを設計してDMを作成したりと、DX推進による経営戦略の策定に成功しました。

 

●ICTサービスの公共事業部門で知見を活用した成功例

【課題】

ICTサービス事業をおこなうB社の公共事業部門では、若手社員に営業力はあるものの、営業組織を強化するには「経験」が必要と判断。事業を練り上げる力や公共事業の公募内容を見極める力をつ、経験豊富な外部人材の活用をおこないました。

 

【解決策・成果】

多様な視点で組織を動かせる外部人材と自社の若手社員を組み合わせることで、チームの成長スピードが加速。プロフェッショナルな知見の活用により、案件理解と営業組織の強化が実現しました。

 

●ECサイトのマーケティング施策を最適化した成功例

【課題】

化粧品の製造販売をおこなうC社では、自社ECの広告運用業務を内製化するにあたり、マーケティングの実務経験が豊富な人材が必要となりました。また、プロフェッショナル人材から経験が浅い自社担当者へアドバイスしてもらうことで、さらなる成長を促したいという狙いもありました。

 

【解決策・成果】

広告戦略の立案・運用のプロフェッショナルである外部人材を活用し、流入チャネルの見直しや新たな施策の選定などのアドバイスを受けました。その結果、自社ECの新規顧客獲得が1.5倍、既存顧客のリピート率が1.3倍にそれぞれ増加し、売上アップにつながりました。

 

●システム開発会社で人事・採用を支援した成功例

【課題】

システム開発・販売をおこなうD社では、中途採用において応募者が増えず、採用活動に苦戦していました。応募者数の増加と採用強化を目的に、人材採用や制度構築のノウハウをもつ外部人材の活用をおこないました。

 

【解決策・成果】

キャリアアドバイザーや企業の中途採用責任者を経験した採用コンサルタントの知見により、募集要項と流入経路の見直し・改善を実施。その結果、求人の応募者数が3倍に増加しました。また、採用ブランディングに重要なサイトリニューアルをおこなったことで、入社後のミスマッチを防ぎ、定着率アップにつながりました。

 

■まとめ

企業の課題解決と持続的な成長に欠かせないプロフェッショナルな外部人材の活用。専門性が高く優秀な人材の知見・ノウハウを取り入れることで、自社社員のスキルアップや新たな価値・イノベーションの創出が期待できます。

外部人材を活用するポイントは、課題解決に向けての業務範囲や成果、目標を事前に十分すり合わせておくことです。豊富な実績や専門知見をもつ外部人材の紹介サービスを導入すれば、自社に必要な業務をスムーズに進めることができるでしょう。

 

 

関連サービス:プロフェッショナル人材による支援サービス 『顧問ネットワーク』

 

 

 

 

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