DX人材を段階的に育てて「リスキリング」する方法

2021年07月13日 17:23 #DX推進

 

「ダボス会議」という名称もある世界経済フォーラムの年次総会で、2020年1月に「リスキリング革命」というキーワードが出てきました。

 

皆さんは、この「リスキリング」という単語をご存じでしょうか。

 

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<目次>

◆DX推進のために重要な「リスキリング」とは

◆段階に応じた「DX人材を育てる研修」

 ⑴1段階目:ITリテラシーがない状態からITリテラシーがある状態にする

 ⑵2段階目:身近な課題を発見して解決策に近づく思考を身につける

 ⑶3段階目:ITツールやローコード開発ツールを活用するスキルを習得する

 ⑷4段階目:情報資源の一元化と有効活用を発案し、自発的に提案できる人材を目指す

 ⑸5段階目:専門性を活かし、仕事に必要なテクノロジーを使いこなせるDX人材を目指す

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◆DX推進のために重要な「リスキリング」とは

「リスキリング(Reskilling)」とは、職業能力の再教育、再開発のことを指します。

「ダボス会議」で出てきた「リスキリング革命」では、“2030年までに10億人に対しリスキリングに向けたよりよい教育を提供していこう”という提言がなされたのです。

 

昨今、企業におけるDX推進が叫ばれて久しいですが、多くの企業でなかなかDXが推進されない理由の1つに『人材不足』という課題があります。これは、単に人の頭数が足りないということだけでなく「ITスキルを持った人材」が不足していることでもあります。

 

そこで、今いる従業員に改めてIT関連の研修を受講してもらい、DXのために必要な専門性を持った人材を育てていくことが、企業におけるリスキリングといえます。

 

しかし、やみくもに研修を受講させても効果は出ません。個々のスキルレベルやリテラシーの段階に応じた研修を行っていくべきなのです。

 

◆段階に応じた「DX人材を育てる研修」

スキルレベルの段階に応じた研修の例として、パソナグループのパソナテックで実際に行っている研修メニューをサンプルとして挙げながら説明していきましょう。

 

 

 ⑴1段階目:ITリテラシーがない状態からITリテラシーがある状態にする

 

研修メニュー例:

『IT基礎研修』

 

ITに関する基礎知識を幅広く身につけ、IT系の初級資格を取得できるレベルを目指していただきます。また、ITエンジニアと共通言語を持てるようになっていただきます。

 

 

 ⑵2段階目:身近な課題を発見して解決策に近づく思考を身につける

 

研修メニュー例:

『デザイン思考研修』

 

DX推進の鍵となるのが「デザイン思考」です。デザイン思考は、顧客のニーズに寄り添ったサービスやプロダクトを開発することで世の中にイノベーションを起こし、新しい価値を創造していくアプローチです。

 

 

 ⑶3段階目:ITツールやローコード開発ツールを活用するスキルを習得する

 

研修メニュー例:

『Power Platformハンズオン』

 

世界的潮流となっているローコード開発(Low Code Application Platform / 略称: LCAP )は、2022年に市場規模が 2 兆円を超えるといわれています。また、2024 年までに世界のアプリケーションの65 %以上がローコード開発になるという予測もあります。

 

Microsoftが2016 年から提供開始している『Power Platform』は、 LCAP領域で世界 TOP シェアであり、リーディングツールといえます。Power Platformを使いこなすことで、一般のビジネスパーソンでもアプリやシステム開発が容易にできるようになります。

 

 

 ⑷4段階目:情報資源の一元化と有効活用を発案し、自発的に提案できる人材を目指す

 

研修メニュー例:

『業務改善ワークショップ』

 

業務課題を抽出し、Power Platformにも含まれる「PowerApps」を活用したアプリ構想の決定まで進められるようなワークショップをします。

 

具体的には、まず「課題分析」をし、5W1H を明確にします。そして「業務フロー分析」や「ペルソナ設定」などを行ったうえでアプリの画面遷移図を作成していきます。さらに画面遷移の各ステップでどのような画面を表示するかまでを考えますが、ここまでくると業務改善を自らの手で進められるような人材になっていきます。

 

 

 ⑸5段階目:専門性を活かし、仕事に必要なテクノロジーを使いこなせるDX人材を目指す

 

研修メニュー例:

『開発OJT』

 

実際の業務のなかでプロダクトの内製化を行っていきますが、内製化トレーナーが伴走しながらサポートをしていくOJTスタイルの研修です。

 

具体的には、初回カウンセリングでトレーナーと相談しながら自分の業務の中で開発すべき対象を決めていきます。そして1か月間で開発を進めていきますが、週に1回のカウンセリングを実施し、トレーナーによる進捗確認やアドバイスを実施します。

(トレーナーは事前にテスト開発を試みておき、つまずくポイントやアドバイス内容を明確にしておきます)

 

そうして1ヶ月のOJT研修を経て、実際に業務で役立つプロダクトを開発していただきます。

 

 

他にも5段階目のオプションとして下記のようなメニューがあります。

 

・『共創ラボ』

・『技術サポートセンター』

 

また、対象者がどの段階であれ該当するのが、組織ごとの研修やプロダクトごとの研修です。

本記事で例として挙げましたパソナテックでも、下記のようなオプションをご用意しています。

 

・『部門別業務研修』

・『部門別ワークショップ』

・『Microsoft 365研修』

・『Power Platform研修』 

 

こういった研修メニューを組み合わせながら、ぜひ個々のスキルレベルやリテラシーの段階に応じた研修を行っていってください。

 

そうして、1人でも多くリスキリングを進め、DXを推進していきましょう。

 

 

今回ご紹介したパソナテックの段階に応じた研修についての詳細を知りたい方は、下記より資料ダウンロードください。https://www.pasonagroup.biz/document/35

 

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